窓について ~材質から考える~

日本で使用されている窓を材質という面で着目した場合
大きく2種類にわけられます。

一つは国内で現在主流となっている「アルミ」
・・・俗に言うアルミサッシです。
アルミは強度・耐久性に優れ、
また比較的コストパフォーマンスも良いことから
これまで幅広く窓枠の材料として使われてきました。
しかし、金属であるが故、熱を伝えやすい性質があり、
省エネ対策が重要視されている最近ではそのデメリットが問題視されています。

そして、もう一つは寒冷地で広く使われている「樹脂」です。
冬の寒さが厳しいドイツなどのヨーロッパで
1970年代のオイルショックを契機に建物の高断熱化が進み、
それと同時に急速に普及してきました。
アルミと比べて約1/1000という熱伝導率(熱の伝わりやすさ)の低い樹脂の特性を生かし、
日本でも北海道をはじめとした寒冷地で広く使われています。
樹脂サッシは断熱性が非常に高いという大きなメリットがある反面、
紫外線などに弱いという耐候性の低さ、
強度が弱い為に窓枠を大きくする必要があり、
デザインや採光性が低くなる(ガラスの面積が小さくなる)といったデメリットがあります。

アルミと樹脂のそれぞれの特性を組み合わせたハイブリッド窓も近年大きく普及しています。
室外側に強度・耐久性に優れたアルミを、室内側に断熱性に優れた樹脂を用いてそれぞれのメリットを持ったサッシとなっています。
これにより断熱性は樹脂サッシより若干劣るものの、従来のアルミサッシより大幅に改善し、
デザインや採光性はアルミサッシと同等確保することができることから、
北海道などの寒冷地ほど冬の寒さは厳しくなく、
一方、紫外線や台風などへの対策が必要な関東などの温暖地で徐々に普及してきています。

窓の材質にもそれぞれメリット・デメリットがあり、
その優劣をつけるのはなかなか難しいところです。
それぞれの特性をふまえた上で、何が最適か考える必要がありそうです。

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